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「知らなかった」では済まされません。
このカテゴリでは、前立腺肥大症に関する本のレビューを掲載しています。
著者いわく、「医学書のような一般人には難解でつまらない本ではない」「患者さんの立場で書かれた患者さんのための本」です。著者は、骨盤内がうっ血しないように刺激を与えること、例えばマッサージや下半身の運動など、そういった保存療法を行えば手術は避けて通ることも少なくないという事実を踏まえつつ、保存療法に関する情報の普及と手術への不安解消のため、筆を取ったとのことです。
男性の老人病のなかでも最もポピュラーなもののひとつが、この前立腺肥大症です。しかし、その病態や症状というものをはっきり認識している人は少ないと言えるでしょう。尿の出が悪くなったら「自分もトシだな」と悠長に構える人も多いはずです。この前立腺肥大症の治療については、日進月歩を続ける医学の世界において続々と新治療法が開発されているとのことです。
本書では、それらたくさんの治療法のメリット、デメリットについて系統的に知ることが出来るよう配慮されています。前立腺肥大症と前立腺ガンについて、どういう病気であり、従来どういう治療がなされてきたか、そして最新治療にはどのようなものがあるのかを紹介しています。
本書執筆当時はインフォームドコンセントが認知され出したころであり、本書でも「患者さんが納得した上で治療を行うのが本来の姿であり、押し付けの医療は厳に慎むべきだという考えが拡がっている」と紹介し、本書がその指針となる様にと願われています。
「前立腺肥大症は良性の病気です。尿閉を除けば、急いで治療する必要はありません。しかしいざ治療となったら、医師に十分な説明を求めると同時に、自分の仕事や生活に最も適した治療法を選択するようにして下さい」とアドバイスする著者による、前立腺にまつわる基礎から、症状とその治療や、日々の予防や生活に至るまでが解説された本です。
イラストが豊富に用いられ、文章も平易で読みやすいものです。各種治療の解説はもとより、治療後の生活の様子にまでも触れられているので、気になるポイントの不安が和らぐでしょう。
男性の宿命とも言える「前立腺の肥大」。何となく不安に感じたり、年のせいだと諦める前に、まずは前立腺肥大についての基礎知識を得ることから始めませんか。本書は、100ページ足らずの薄さのなかに、前立腺の仕組みから、肥大するとどのような症状があらわれるか、治療が必要な症状とその対処法は、など、基本的な事項が満遍なくフォローされています。
もちろん前立腺ガンにも言及されており、早期発見が叫ばれています。また、前立腺ガンの細胞は男性ホルモンの影響を強く受けているとのことで、全摘出術によってかなりの確立で治癒するというのも嬉しい情報です。
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