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男性の体

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男性にもある更年期について知るために。

このカテゴリでは、男性の体に関する本のレビューを掲載しています。

知って安心 男の更年期

横山 博美 (ISBN:4062691167)

レビュー・内容紹介

本書の前書きにも書かれているように、女性の更年期の主な原因は、加齢と共にホルモンバランスが崩れるためで、そこから更年期障害と呼ばれる諸症状から骨粗しょう症に至るまで、身体に様々な不調が出ます。男性の更年期でも同様に、男性ホルモンの低下によって出てきます。女性は「閉経」が、男性は「前立腺肥大」が更年期の主要素というわけです。

本書では、前立腺肥大に象徴される男性の更年期障害を取り上げ、言うなれば「男らしさの衰え」への治療について、実例を踏まえ紹介しています。

第3章までは、各種エピソードを踏まえた知識や情報の解説にあてられ、男性ホルモン、テストステロンの持つ影響力が紹介されています。第4章以降は、ストレスとEDの関係についてや、前立腺の変化や異常のプロセスなどについて書かれています。

最後は、上手に歳を取ってリタイアする、悠々自適の生活を送る、アグレッシブに生きるそれぞれの男性へ、「更年期における自己チェックをぜひ」というメッセージで締めくくられる、「更年期とは何か」「どう過ごせばよいのか」がわかる本です。

まちがいだらけの包茎知識

飛波 玄馬 (ISBN:4787231766)

レビュー・内容紹介

包茎という言葉には、なぜこれほどネガティブなイメージが付いているのでしょう。そのイメージばかりが先行している現在では、包茎のことを医学的に性格に理解している人はどれほどいるのか心もとない状況です。雑誌の広告などにみられる「包茎はダメ!」という情報は本当なのか、また、包茎が問題であるという医学的根拠はどこにあるのか、はたまた、そもそもそんな問題はないのか、本書はこういった包茎に関する正しい情報を提供してくれます。

第1章は、1人の青年がとある記事を目にしたことから自分が“包茎”であることを知るところから始まります。そして、問題意識を感じて病院で診察を受け、包茎手術を行っていきます。そして、手術後の日常や学校での集団生活での出来事を通じ、彼自身は自分の性器に言い様の無い違和感や自信の無さを感じて行き、医療への不信感を覚えるに至ります。

この1章では、彼の心の動きが丁寧につづられており、読者は彼のたどった心のゆれや戸惑いを追体験することができることでしょう。この章の最後の段落で、辞書を引き合いに出して気持ちを表している部分は、とても説得力を感じます。

第2章では泌尿器科の専門医が「包茎に関する本当の情報を“もりだくさん”」教えてくれます。特筆すべきは、包茎手術の実際についての情報が豊富だという点です。手術を勧める機関の情報からだけでは知りえない、「そもそも包茎は無害である」という立場から、ニュートラルな判断材料を得ることができると思います。

第3章では性教育の立場から、第1章の青年を引き合いに出しつつ男性器のこと、性教育のことを、長年の経験をもとに解説しています。このように、本書は包茎のありのままを知り、自分自身を受け入れることのできる心を育む、良き案内役となってくれることでしょう。

男たちの更年期クライシス

宮 淑子 (ISBN:4140803061)

レビュー・内容紹介

これまでは全く社会化されず、医療現場で極わずかに“症例”として語られるだけだったと言われる、「男の更年期」についての本です。本書では、実はその存在は当然のものとしてあったということを、世の男性の現状のルポタージュとして書かれています。

男の更年期の存在については、1996年、第11回日本更年期医学界学術集会において、初めて「男の更年期」をテーマとするパネルディスカッションが行われたことを通じ、世の中に認知されたそうです。また、著者いわく、更年期というものは、男と女の間での違いよりも共通点が多いのだそうです。

体調や気分の変化を感じていたり、戸惑いを抱えている中年男性とそのパートナーに、一読をオススメします。


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